こんにちは!
佐野整体院-匠-です。
身体を根本から良くする生活習慣についてお伝えさせていただきます。
『身体を根本から良くする生活習慣①』がありますので、まずはそちらからお読みになってください。
「身体を根本から良くする生活習慣」として
・水分
・体温
・栄養
この3つが必要とお伝えしました。
ここでは、
【体温】
についてお伝えさせていただきます。
(『身体を根本から良くする生活習慣①』では【水分】についての説明です)
【体温】
あなたの平熱は何度ですか?
日本人の平均体温は36.9℃といわれています。
また7割の人が36.6〜37.3℃の間に入ります。
もちろん個人差はありますが、意外と高いと感じた方もいるのではないでしょうか?
感染症法では、37.5℃以上を「発熱」、38℃以上を「高熱」と分類しています。
体温の役割
体温は、身体を正常に機能させるのに非常な役割があります。
人間は恒温動物と言って、外気温に関わらず体温はほとんど変わらず一定の温度を保っています。
それは生命を維持するために必要な体内でのはたらきと関係しています。
食べたものを消化したり、必要な栄養に分解したり、細胞が活動するために必要なエネルギーに変換したりと、さまざまなことが体内では起きています。
そこで欠かせないものが“酵素”です。
この酵素は、37℃で最も活性化されます。
ですので、体温も37℃近くあったほうが身体も元気になるということです。
反対に、体温が35℃台になってしまうと健康からは遠ざかってしまい、さまざまな不調の原因になってしまいます。
体温と身体の関係
体温と人間の身体の関係として、このような関係があります。
体温が1℃低下すると、基礎代謝が12〜13%ダウンします。
体温が1℃上昇すると、基礎代謝が12〜13%アップします。
つまりは、体温が高い方が痩せやすく太りにくい身体になるということです。
体温が1℃低下すると、免疫力が約30%ダウンします。
体温が1℃上昇すると、免疫力が5〜6倍もアップします。
風邪を引いたときに熱が出て体温が上がるのは、免疫細胞を活性化させて
ウイルスと戦うためです。
ですので、風邪を引いて熱が出た場合は無闇に解熱剤を飲んでしまうと、
熱が下がって免疫機能も下がってしまいます。
その結果、風邪が長引いてしまいます。
水分補給をしっかりとして、身体を冷やさないようにしてたっぷりと休息を取りましょう。
体温は、低いより高い方が良いということです。
では、どのようして体温を高くするのか?
ここでは、
・運動
・入浴
の2つをご紹介させていただきます。
【運動】
「どんな運動をしたら良いですか?」
「どのくらい運動をすればいいですか?」
と実際に来院された方にもご質問いただくことがあります。
結論からお伝えします!
『週に3回、30分以上の有酸素運動』
をしましょう!
週に1度だけでは、十分とは言えないです。
毎日10分より、
毎日でなくても1回に30分以上連続で運動することが大切です。
重要なことは習慣にすることです。
時間に少し余裕がある方は、朝の時間に有酸素運動をすることがオススメです。
体温が一番低い朝の時間に有酸素運動をすると体温が0.7〜1℃上昇します。
もっと余裕がある方は、簡単な筋トレも出来るとさらに良いです。
特にスクワットがオススメです。
下半身の筋肉は、全身の60〜70%もの筋肉に相当します。
スクワットをするだけで60%以上の筋肉が鍛えられることになります。
人間の身体は動くための構造をしているので、実はじっとしている方が身体に疲れが溜まってしまうのです。
デスクワークや運転などじっとしている時間が多くなった現代では、
積極的に身体を動かす時間が必要になります。
有酸素運動をして、体温を高く保ち健康な身体になりましょう!
【入浴】
湯船に浸かることで身体を温められます。
正しく入浴することで、身体の芯から温められ体温を維持することができます。
反対に、誤った入浴法ですと身体に負担をかけてしまうので注意が必要です。
1000年以上前の日本の書物に「入浴は健康に良い」と書かれており、
なんと、縄文時代の人々も温泉に入って身体を温めていたそうです。
昔から“入浴”は身体に良いと知っていたのです。
入浴による効果
【温熱作用】
温かいお湯に浸かると皮ふの表面温度が上昇します。
皮ふの近くの血管が温められ、全身に温まった血液が巡ります。
それによって新陳代謝が促進され、老廃物や疲労物質が排出され筋肉の凝りや張りが緩和されます。
38〜40℃ほどの少しぬるめの温度で10分間入りましょう。
シャワーだけや半身浴では十分な温熱作用は得られないので、全身浴がオススメです。
【静水圧作用】
お湯の水圧によって血流が良くなります。
むくみの改善に繋がります。
特にデスクワークや長時間の運転など同じ姿勢が多い方や立ち仕事で足の疲れを感じやすい方は、しっかり湯船に浸かってむくみを解消しましょう。
【浮力作用】
肩まで浸かることによって水の浮力で体重が10分の1程度になります。
重力から解放されるとリラックスすることができ、筋肉の緊張が取れやすくなります。
入浴の注意点
【42℃を超える熱いお湯に浸かる】
熱いお湯に浸かると、交感神経という自律神経が刺激され血圧の急激な上昇が起こります。
すると、『ヒートショック』を起こしてしまう可能性があります。
『ヒートショック』とは、急激な温度差で血圧が上昇して、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こしてしまうことです。
脱衣所と浴室との温度差にも注意が必要です。
【長風呂をする】
湯船に長く浸かりすぎることも注意が必要です。
身体が温まりすぎると汗をかきますが、お風呂では身体が濡れているため、自分の汗に気が付かずに脱水になり「浴室熱中症」になってしまう可能性があります。
湯船に浸かる時間は10分が好ましいです。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は、
身体を根本から良くする生活習慣として、
体温について、
運動と入浴の大切さ、
をお届けいたしました。
ぜひ、運動と入浴の大切さを理解していただき体温を上げて、
あなたの健康に役立てください。
ご自身の身体と向き合う良いきっかけになれば嬉しいです。
『身体を根本から良くする生活習慣③』もありますので、そちらも読んでいただけると嬉しいです。